お悩み改善提案窓の結露がひどい
窓の結露対策おすすめ10選
原因と起こりやすい場所、
放置した場合は?
窓の結露は、放置していると住宅の劣化を招いてしまうおそれがあります。なんとかしたいと思っているものの、有効な対策方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。結露が生じる仕組みを把握し、効果的な対策を行いましょう。
この記事では、結露が起こる原因や対策のポイント、結露の放置で生じるデメリットなどを解説します。結露対策でお悩みの方は、ぜひ参考にご覧ください。
窓に結露が発生する原因と、
起こりやすい場所
結露が起こる原因や発生しやすい場所を知っておくと、効率的に対策できます。結露発生のメカニズムや、起こりやすい場所について確かめていきましょう。
窓に結露が発生する原因
結露の発生には、「飽和水蒸気量」が関係しています。飽和水蒸気量とは、空気中に含むことができる最大限の水蒸気量です。気温が高いほど飽和水蒸気量は多くなり、反対に気温が低ければ飽和水蒸気量も少なくなります。
温かく湿気の多い室内の空気には、水蒸気がたくさん含まれています。この空気が冷たい窓に触れると、含み切れなくなった水蒸気が水滴に変わります。
このようにして結露は生じるのです。
窓に結露が発生しやすい主な場所
「温度差が大きくなりやすい」「湿度が高くなりやすい」といった条件を兼ね備えている場所は、結露が生じやすいといわれています。例えば、浴室やキッチンなどの水回りは入浴や調理で温度差が生じやすく、湿度も高くなるため結露が発生しやすくなります。
また、冬場に暖房をつけている部屋や、洗濯物を室内干ししている部屋なども結露ができやすいため注意が必要です。
窓の結露対策10選
窓の結露を改善したいときは、室内の温度と湿度を適切に保つことが非常に重要です。冬場の室温は20度前後、湿度は40~60%が目安となります。
換気や拭き掃除などのほか、専用グッズなどを使って対処するのがおすすめです。ご自宅にあるものを使って工夫し、結露を防止する方法もあります。
こちらでは、窓の結露の予防・対策方法をご紹介します。
1. こまめに換気する
室内の湿度が高く空気中に含まれる水蒸気量が多いと、結果として結露が生じやすくなります。換気を行うことで湿った空気を外へ逃がし、乾燥した空気を取り込むことで湿度を下げられます。
2. サーキュレーターを設置する
結露対策として換気を行うのは効果的ですが、部屋によっては風通しが悪い場合もあるでしょう。サーキュレーターを活用すれば、空気を循環させて、結露を防ぎやすくなります。
3. 除湿機を設置する
部屋の湿度を下げるため、除湿機を使うのも選択肢の一つです。エアコンのドライ(除湿)モードを使用しても良いでしょう。
除湿機には、「デシカント方式」や「コンプレッサー方式」などの種類があります。どちらも違ったメリットがありますが、結露対策には湿度を下げられるデシカント方式のほうがおすすめです。
4. 窓に結露防止フィルム(シート)を貼る
断熱効果のある結露防止フィルム(シート)を窓に貼ると、室内外の気温差を和らげ、結露が生じにくくなります。商品によってはガラスの飛散防止やUVカット、目隠し効果などの機能もあるため、必要に応じて選びましょう。
ただし、窓ガラスのタイプ(複層ガラス、網入りガラスなど)によっては、シートの貼り付けにより熱が逃げにくくなって割れる原因になるおそれもあるため、事前によく確認しておくことが重要です。
5. 窓に結露防止スプレーを吹きかける
スプレーで窓ガラスをコーティングして、結露を防止する方法もあります。防カビや断熱効果が期待できる商品もあるため、気になる方はチェックしてみましょう。
結露防止スプレーは手軽に使えるのがメリットですが、徐々に効果が切れていくため、定期的にかけ直す必要があります。人によっては、こういったお手入れが手間に感じてしまうこともあるでしょう。
6. 窓に結露吸水テープを貼る
結露による水滴が垂れてくると、サッシや窓枠、床など にカビが生えてしまう場合があります。
水を吸収してくれるテープを購入し、窓ガラスの下部分に貼り付けておくと良いでしょう。ただし、長く使っているとテープ自体にカビが発生する可能性があるため、こまめな交換が必要になります。
7. 水槽や観葉植物を換気しやすい場所に置く
水が張ってある水槽や、光合成によって水蒸気を発生させる観葉植物は、部屋の湿度を高める要因となります。窓際に置いておくと、結露ができやすくなる可能性があるでしょう。
換気扇の下やドア付近など、なるべく換気しやすいところへ配置するのがおすすめです。
8. 冬は室温が20℃になるよう暖房器具を利用する
室内外の気温差が大きくなるほど、結露が生じやすい環境となります。寒い時期は、つい室温を上げすぎてしまうこともあるため、注意が必要です。室温が20℃程度になるよう、ヒーターやエアコンなどの設定を調節しましょう。その際、石油ストーブやガスストーブ、石油ファンヒーターなどは、燃焼時に水蒸気が生じるため、湿度を高めやすい点に注意が必要です。部屋を温める場合は、エアコン、オイルヒーターやセラミックヒーター、蓄熱タイプの暖房器具の方が結露は発生しにくいといわれているため、結露対策にはおすすめです。
9. 二重窓(内窓)を設置する
各種アイテムを使った方法で結露を防止することも可能ですが、根本的な解決には至らないことが多いでしょう。
また、毎年寒い時期に対策をする必要があるので、窓の数だけ手間となり、少しずつでも費用は毎回発生します。
手間を無くし、しっかりと対策したいなら、二重窓(内窓・二重サッシ)の取り付けがおすすめです。2つの窓の間に空気層ができることで外気温の影響が抑えられ、結露ができにくくなります。
また、内窓を設置すると、断熱性能や遮音性能など、いくつかのメリットがあるのも嬉しいポイントです。暑さ・寒さ対策にも適しているため、光熱費削減にもつながります。
内窓の取り付けで、快適な住まいに近づけられるでしょう。
冬季における窓の室内側の温度比較
(社内試験結果:室外0℃、室内20℃)
- 参考
- 二重窓(内窓)についてもっと詳しく!
10. 窓(サッシ)を交換する
結露のできにくい素材のサッシに交換することで、水滴の発生を防げる可能性があります。
例えば、アルミサッシは外の冷気が伝わりやすいため、比較的結露が生じやすい素材となります。熱伝導率の低い樹脂製やアルミ樹脂複合のサッシに変えると改善が期待されます。
とくにベランダなど頻繁に出入りする窓や、換気などでよく開け閉めする窓は、二重窓(内窓)を取り付けると、開け閉めが煩わしくなることもあるので、窓交換がおすすめです。
また、経年劣化などで窓に隙間がある場合などは、二重窓を取り付けても効果を得られない可能性が高いため、窓交換がおすすめです。
- 参考
- 窓(サッシ)交換についてもっと詳しく!
窓に発生した結露を放置すると
どうなる?
結露が発生しているのを見つけたら、放置せずにタオルや窓用のワイパーなどですぐに拭き取ることが大切です。
水分を拭き取らずに放っておくと、どのようなトラブルが起こってしまうのでしょうか。放置したときに生じる問題を押さえておきましょう。
カビやダニが発生する
結露ができやすい室内環境は温度・湿度が高く、カビやダニにとって過ごしやすい環境となります。加えて、窓に付いた水滴は、カビ・ダニのエサとなるゴミを吸着してしまいます。水滴を放置していると、カビやダニの繁殖につながってしまうでしょう。
結露を放置した際、窓枠やパッキンなどに黒い点ができていたら、黒カビの発生を疑いましょう。吊り下げていたカーテンにも、カビやダニが生じる可能性があります。黒カビは表面を掃除しても根が残り、完全にきれいにできないことがあるため、なるべく発生させない工夫が必要です。
住宅資材(窓枠・壁紙など)や床材の腐食につながる
結露を放置すると、建物自体にさまざまな影響が出てしまう可能性があります。例えば、結露の水分によって木材の窓枠に水がしみ込んで傷んだり、壁紙や床材などが傷んだりするケースが見られ、最悪の場合、住宅自体の寿命を縮めてしまうおそれがあります。長く住まう大切な住宅のためにも、結露対策をしっかりと行うことが重要です。
まとめ
窓の結露はリフォームで対策するのがおすすめ!
窓の結露はリビングや寝室、脱衣場など、さまざまなお部屋で生じる可能性があります。結露を軽減するためには、室内の温度と湿度を適切に保つことが非常に重要です。冬場の室温は20度前後、湿度は40~60%になるよう意識して、こまめな換気、除湿を心がけましょう。
また、水滴が付いていたら、放置せずに拭き取るようにしましょう。
根本的な解決を目指すなら
そもそも結露を発生させないよう、根本的な解決を目指すことも大切です。
内窓の取り付けやサッシ交換など、既存の窓のリフォームで部屋の断熱性を高めることを検討してみましょう。条件によってはリフォーム関連の補助金を利用できる可能性があります。
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