窓と玄関の断熱性能を上げると光熱費がどう変わる?
2025年3月7日
窓や玄関の断熱性能を良くすると、外の気温に左右されにくくなり、室内の温度を快適に保ちやすくなります。そのおかげで、冷暖房の使いすぎを防ぎ、光熱費の節約につながります。
窓と玄関の断熱性能を上げると光熱費がどう変わる?
1. 断熱性能と光熱費の関係
家の中で、いちばん熱が出入りしやすい場所はどこか知っていますか?
実は、家の中の熱の出入りの約50〜60%は「窓」と「玄関」から起こっています。冬は暖房で温めた空気が外に逃げてしまい、夏は外の暑い空気が中に入ってくるため、エアコンをたくさん使わないといけなくなります。その結果、光熱費が高くなってしまうのです。
でも、窓や玄関の断熱性能を良くすると、外の気温に左右されにくくなり、室内の温度を快適に保ちやすくなります。そのおかげで、冷暖房の使いすぎを防ぎ、光熱費の節約につながります。
では、どのくらい節約できるのでしょうか?
2. 断熱リフォームでどのくらい光熱費が下がる?
(1)窓の断熱リフォームの効果
窓の断熱性能をアップさせる方法には、次のようなものがあります。
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二重窓(内窓)をつける
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断熱効果の高いガラス(Low-E複層ガラス)に交換する
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断熱性の高いサッシ(樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシ)に変える
たとえば、普通の一枚ガラスの窓をLow-E複層ガラスに変えると、熱の流出を約40〜50%減らすことができます。その結果、冬の暖房代が10〜20%も安くなることがあります。
さらに、二重窓を設置すると、年間を通して15〜30%も光熱費を節約できることもあります。
(2)玄関ドアの断熱リフォームの効果
玄関は家の顔であると同時に、大きな入口でもあります。古いアルミ製の玄関ドアは、冬は冷たく、夏は熱がこもりやすいという欠点があります。
最近では、断熱性の高い玄関ドアがあり、ドアの中に断熱材が入っているので、外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくなります。
玄関ドアを断熱タイプに交換すると、家の中の温度が安定しやすくなり、冷暖房費を5〜10%ほど節約できることがあります。
3. 断熱リフォームで暮らしがもっと快適に
光熱費の節約だけでなく、断熱リフォームにはほかにもたくさんのメリットがあります。
(1)冬の寒さを防ぐ
断熱窓や玄関ドアを使うと、家の中の温度差が少なくなり、結露も減らすことができます。結露が少なくなると、カビやダニが発生しにくくなり、健康的な住まいを保てます。
(2)夏の暑さを和らげる
夏に室温が上がる原因の多くは、窓から入ってくる熱です。Low-Eガラスや遮熱シートを使うことで、部屋が暑くなりすぎるのを防ぎ、エアコンの温度を上げても快適に過ごせるようになります。
(3)外の音が入りにくくなる
二重窓や樹脂サッシを使うと、外の騒音を減らすことができます。車の音や人の声が気になりにくくなり、静かな環境で過ごせます。
4. 断熱リフォームの費用と補助金
「断熱リフォームをしたいけど、お金がかかりそう…」と思うかもしれません。
でも、国や自治体が補助金を出しているので、負担を減らすことができます。
使える補助金
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先進的窓2025事業
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自治体の省エネリフォーム補助金(住んでいる地域によって異なります)
たとえば、二重窓の設置では1つの窓につき数万円の補助金が出ることもあり、工事費用の30〜50%をカバーしてもらえることがあります。
※補助金は予算上限や対象商品など制約があります。現場調査の上、申請の可否をご確認ください。
5. まとめ:窓と玄関の断熱でお得に快適な暮らしを
窓や玄関の断熱リフォームをすると、光熱費が安くなるだけでなく、
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冬に寒くなりにくい
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夏に暑くなりにくい
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結露やカビを防げる
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外の騒音を防げる
といったメリットもあります。
さらに、補助金を活用すれば、費用を抑えてリフォームすることも可能です。
これからの暮らしをもっと快適にするために、窓や玄関の断熱リフォームを考えてみてはいかがでしょうか?


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