今がピーク⁉️ ヒートショック対策🛁
2024年1月12日
こんにちは、原です。 今回は、この1月が一番起こりやすいといわれている「ヒートショック」を一緒に勉強していきましょう。 自分や大切な人を守るためにとても大切な情報です。
🔶ヒートショックとは🔶
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをいいます。
冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、浴槽に入るときなどに起こりやすいとされています。
リビングから脱衣所に移動した際には、寒さに対応するために血圧が上昇します。
そこで衣服を脱ぎ、浴室へ入るとさらに血圧は上昇します。
その後、浴槽に入ると、急に身体が温まるため、血圧が下降します。
これがヒートショックです
※1 2013年度ヒートショックに関連した入浴中急死に至った人数推計 約19,000人と、2013年度の交通事故による死亡者数 約4,400人の比 ※2 出典:厚生労働科学研究費補助金 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究平成25年度総括・分担研究報告書より ※3 出典:警察庁交通局調べ
入浴中の死亡者数は年間19,000人程といわれています。
この数には転倒等も含まれるため、ヒートショックで死亡している人数と同じではありませんが、気温が下がる冬場、入浴中の死亡者数が他の時期と比べて増加傾向にあることがわかっています。
「温度差」が引き起こすヒートショックの影響があると推測されます。
入浴中の事故が多い時期は、11月から4月なのでしっかり対策をしましょう❗
🔶ヒートショックの症状と起きた時の対処方法🔶
ヒートショックの症状には軽度のものから重度のものまであります。
震えや立ち眩み、ちょっとしためまいなど意識していないだけで、実はヒートショックが起きてしまっていた・・・😱というケースもあるので、症状と対処法を確認しておきましょう。
🔸【軽度の症状】 めまい、立ち眩み🔸
軽度の症状では「めまい」「立ち眩み」が起きます。
寒い場所から暖かい場所に移動した際に起きやすくなります。
症状が出たら、その場でゆっくりしゃがむか、可能であれば横になり、血圧の変動が落ち着くのを待ちましょう。
無理に動こうとしたり、立ったままの状態でいたりすることは、足のもつれや失神などで転倒する恐れがあるためとても危険です。
家族を呼べるのなら助けを呼びましょう。
ゆっくりと深呼吸をし、水分をとれるようなら少しずつ口に含み、リラックスを心がけてください。
ヒートショックは事前の対策が何より大切です。
寒さが気になるお部屋があれば、お部屋の温度を上げる、断熱リフォームをするなどヒートショック対策を検討してみましょう!
暖房器具を設置し、お部屋の温度を上げることと、内窓(二重窓)や高性能窓(取替窓)を取り付け、断熱効果を高めることで暖房効率が高まり、安心で快適な空間をつくることができます。
「ヒートショックに最適な断熱リフォーム」
🔸【重度の症状】 呼吸困難、嘔吐、意識の消失 など🔸
重度では「心筋梗塞」や「脳卒中」を引き起こす場合があります。
とても危険な状態です🥵
10℃以上の温度差がある場所は、ヒートショックのリスクが上がるという報告もあることから、特にお風呂に入るときは注意が必要です⚠️
ヒートショックと思われる症状が出たら.....💦
激しい胸の痛みや吐き気、頭痛など、心筋梗塞や脳卒中が疑わしい症状が現れた場合は、すぐに家族や救急に助けを求める必要があります。
大声が出せない場合は、壁を叩くなど大きな音を出し、周りに知らせましょう。
特にお風呂に入るときは、携帯電話を脱衣所に持ち込むなど、手の届くところに置いておくと安心です😌
防水タイプの呼び出しボタンも販売されているので、事前に取り付けしておくこともおすすめです。
また、一人暮らしの方や、高齢夫婦のみの世帯は、見守りサービスを導入することも安心につながります。
プランによってはボタン一つで駆けつけてもらえ、救急車手配をサポートしてくれるサービスもあるようです。
検討してみてはいかがでしょうか💁♀️
❤️🩹救助に当たる方へ
まず最初に、浴槽の栓を抜いてください。
それから大声で助けを呼び、人を集めてください、一人で救助を行うと二次被害が起こる可能性があります。
入浴者を浴槽から出せるようであれば救出をします(出せないようであれば、蓋に上半身を乗せるなど顔が沈まないようにする)。
そして直ちに救急車を要請してください🚑
浴槽から出せた場合は、肩を叩きながら声を掛け、反応があるか確認する。
反応がない場合は呼吸を確認する。
呼吸が無い場合は胸骨圧迫を開始する。
人工呼吸ができるようであれば胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す。
できなければ胸骨圧迫のみを続ける。
ー ー ー ー ー ー
救急に連絡した際は焦らず、落ち着いて状況を伝え、指令室員からの指示に従って応急処置をしてください。
いざというときに備え、救命講習を受けるなど、応急手当を覚えてみましょう。
🔶ヒートショックを起こしやすい人🔶
該当の症状があれば、
チェックを入れてみましょう
🔲65歳以上の高齢者である
🔲高血圧、糖尿病、動脈硬化の持病がある
🔲不整脈がある
🔲太っている、肥満気味である
🔲浴室や脱衣場に暖房設備が設置されていない
🔲一番風呂や熱めのお湯が好きである
🔲食事後にお風呂に入る習慣がある
🔲飲酒後にお風呂に入ることがある
チェックが多い方は注意が必要です⚠️
高齢者や持病のある方は特にヒートショックもとくに注意が必要です。
若い人でも食事後・飲酒後にお風呂やサウナに入ってしまうとヒートショックのリスクが高まります。
気温差に影響される血圧の変化は、年齢に関係なく誰にでも起こります。
高齢者だけでなく若い人もヒートショックになる可能性があるのです。
「自分は元気だから大丈夫」ではなく、「自分にも起きるかもしれない」と意識することが大切です!
🔶ヒートショックが起きやすい場所とタイミング別の対策🔶
布団から出るときに、いきなり起き上がらず、ゆっくりと起き上がってください。
そして布団から出る前に、室温を上げておきましょう!
🔸寝室からリビングに移動するとき🔸
寝室からリビングに移動するときは、ガーディガンやストールなど、羽織るものを用意しておきましょう!
リビングに移動したら、すぐに暖房のきいた場所に移動しましょう。
🔸ごみ捨てなどちょっとした外出をするとき🔸
外出する前に、室温を上げておきましょう。
外出するときは、帽子やマフラー、手袋など、防寒対策をしっかりしましょう!
🔸お風呂に入るとき🔸
入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
(脱衣所と浴室の温度差を少なくさせるためです)
湯温は 41 度以下、湯に浸かる時間は 10 分までを目安にしましょう。
浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。
入浴する前に同居者に一声掛けておき、気にかけてもらえるようにしましょう。
出所:栃原 裕 九州芸術工科大学(現:九州大学芸術工学研究院)
🔶窓断熱でヒートショックリスクの軽減🔶
参考:(一社)日本建材・住宅設備産業協会 省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」より
- 二重サッシや断熱サッシにする
- 内窓インプラス
二重サッシや断熱サッシは、ガラスとガラスの間に空気層を設けることで、断熱性を高めた窓です。
二重サッシや断熱サッシにすることで、冷気や熱の侵入を防ぐことができ、室内の温度差を抑えることができます。
- 断熱カーテンやブラインドをつける
- ブラインド
断熱カーテンやブラインドは、断熱材を内蔵したカーテンやブラインドです。
断熱カーテンやブラインドをつけることで、窓からの冷気や熱の侵入を防ぐことができます。
- 玄関扉や勝手口を断熱する
- 玄関リフォーム リシェント
玄関扉や勝手口は、冷気や熱の侵入経路として重要です。
玄関扉や勝手口を断熱することで、冷気や熱の侵入を防ぐことができます。
- ドアや窓の隙間を埋める
ドアや窓の隙間から冷気や熱が侵入することがあります。
ドアや窓の隙間を埋めることで、冷気や熱の侵入を防ぐことができます。
これらの対策は、比較的簡単に行うことができるため、ヒートショック対策としておすすめです。
また、新築やリフォームの際には、開口部の断熱性能を高める設計や施工を検討しましょう。
具体的な対策としては、以下のようなものがあります。
- 複層ガラスの使用
- 複層ガラス
複層ガラスは、ガラスとガラスの間に空気層を設けたガラスです。
複層ガラスを使用することで、断熱性を高めることができます。
🔶ヒートショックから家族、自分を守りましょう🔶
ヒートショックは誰にでも起りうる現象です。
ヒートショック対策を始めるにあたって、まずは、お部屋の各所に温度計🌡️を設置してみてはいかがでしょうか。
寒いと感じる部屋の温度はどのくらいなのか知ることが大切です。
そしてヒートショックから家族を守るために、できる限り家の中を暖かくし、部屋間の温度差を小さくする対策をしましょう🍵
具体的には、脱衣所やトイレなど温度が低くなりやすい場所に暖房器具を設置することや、内窓を取り付けて熱を逃しにくくすることが有効です👍
また、お風呂やトイレに行くときは家族に一声かけておき、同居者に意識してもらうようにすると安心です。
そして若い人もヒートショックを起こす可能性があります。
食事後・飲酒後・喫煙後の入浴は避けるようにしましょう!
お気を付けてお過ごしください🙇♀️
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