台風が来る前に！備えのポイントは「窓」『すまいの健康・快適だより7月号』

最近の窓ガラスは強風（風圧）だけで割れる心配はほとんどありません。

窓ガラスが割れる多くの原因は、風で飛ばされた飛来物の衝突によるものです。

ガラスが割れると、その破片が凶器となり大けがにつながる恐れがあります。

また、窓ガラスが割れることで強い風が室内へ一気に流れ込み、屋根が吹き上がってしまう危険性も。

2011年以降の台風平均発生率は25.7回、多い年は6回も上陸していました。

まずは「窓」をポイントに対策してみましょう。


台風はいつやってくるかわかりませんが、事前に準備や対策をすることで被害を軽減できます。

台風が来る前は家の周りの飛ばされそうな植木鉢、ゴミ箱、自転車などを家の中や倉庫にしまうか、固定しましょう。

それでも、どこから物が飛んでくるかわかりません。

シャッター・雨戸がある家はしっかり閉めておきましょう。飛来物が当たった際も窓ガラスが割れるのを防いでくれます。

ない場合でも後付けシャッターや雨戸は1日で取り付けられ、防犯対策にもおすすめです。

シャッターや雨戸が設置しづらい窓は「防犯合わせ複層ガラス」がおすすめ。

ガラスの間に特殊な金属膜を挟み込みガラスが割れにくいだけでなく、割れてもガラスの破片が飛散しにくいため安全です。