エアコンを使いながら上手に換気！『すまいの健康・快適だより8月号』

こまめな換気を心掛ける習慣がついた近年、暑くなると熱中症が心配で、エアコンをつけながら「換気」をしたいとお考えの方も多いと思います。

エアコンが最も電力を消費するのは、運転開始直後。

ですので、換気のたびに入り切りするよりもつけっぱなしのほうが実はお得なのです。

ただ、ほとんどのエアコンは、部屋の中と外の空気を入れ替える「換気」ができないため、24時間換気設備の活用や、窓を開けるなどして換気をすることが重要です。


外から帰って部屋に熱がこもっている場合、まず窓を開け換気してからエアコンをつけたほうがエアコン効率も上がります。

環境省によると換気の目安は30分に1回以上、数分間程窓を開けること。

窓は空気が流れるように入口と出口の2か所を開け、窓が一つしかない場合は、部屋のドアを開け扇風機などを窓に向け、室内の空気を外に出すようにしましょう。

キッチンの換気扇を使うのも風の通り道となるのでおすすめです。


エアコン使用中でも、短い時間の換気であればつけたままでＯＫ。

ですが、エアコンが外気を直接吸い込むと不要な負荷がかかってしまうので、エアコンから離れた側の窓を開けるのがポイントです。

玄関ドアや窓を採風タイプのものにリフォームするのは、風通しがよくなり効率的に換気できるので、ぜひご検討下さい。