情報発信:内窓のメリット
2023年3月22日
情報発信:内窓(インプラス)
内窓(インプラス)のメリット
1、 断熱効果
2、 防音効果
3、 防犯効果
4、 防露効果
大きく分けて4つの効果があります。それを順番に説明していきます。
1、 断熱効果
現在の窓の内側にもう一つ窓をつけることで開口部からの熱流動を抑える事が出来ます。外から熱気、冷気が窓から直接室内に影響を与えるのではなく、外側の窓、内側の窓、室内の順に熱を伝えるため、室外の温度を室内に熱を伝えにくくなります。これは逆も言える事で、熱を逃がしにくいという事にでもあります。これは冷房、暖房の効きがよくなる事にも直結します。
そこで例題です。
問:季節は冬。暖房器具はエアコン。外気温は同条件の5度。室温が15度の部屋と20度の部屋を25度まで温めるのにどちらの方がエネルギーを使わなくて済むか。 室内で温める間にも窓からは閉めているとはいえ冷たい熱が入り込むとする。
小難しい説明は不要かと思われます。当然後者の部屋です。 内窓は窓開口部からの外の熱を伝えにくく、熱を逃がしにくい。さながら窓まわりに魔法瓶のような効果を付与する事が出来ると考えて頂けたらいいかと思います。 これは結果としてエアコン効率を上げ、節電効果も十分期待出来ます。
※ エアコンの機能、効果、節電効果についての補足
エアコンとは指示した設定温度に外の空気と室内の空気を循環する事で部屋の温度を調整するもので、冷暖房の切り替えにより、設定温度より室温が低ければ温め、寒ければ温める効果を持っています。その為、起動時は設定温度に近づけるため、温度差に応じて、送風します。その後は徐々に設定温度に保てるだけの送風で必要エネルギー量も少なくなっていきます。 ですが、その温度が逃げていく又は温められると、またその設定温度に近づけるため、送風し続けます。部屋の断熱効果を上げるという事は、その保ち続ける為の、送風量を減らす。それが『電気代節約』になるという事になります。
2、 防音効果
日中は周囲の公園や学校で子供が遊ぶ声、周囲の生活音、夜中は周囲が静かな分、車の移動音が主かと思われます。そんな生活音ですが、それも内窓では抑止できます。壁や窓からの振動で音は伝わり、室内に聞こえてきます。その窓からの音の侵入を二重にすることで、通常よりも音が入りにくい状態に出来ます。 これはイメージしやすいかと思いますが、簡単な実験ですと、音を鳴らした状態のスマホに近くにある布をかぶせて下さい。音の聞こえ方が静かになるはずです。 単純な話で音の伝わりを障害物がある事で悪くなる。この場合だと内窓が布と同じ効果になり、防音壁になってくれます。内窓での音の下がり方は約40dB程低減出来るといわれております。工事現場の音が、静かな図書館並みの音になるのが40dBの差です。 これは逆側。室内からの音も逃がしにくいので同じことが言えます。赤ちゃんの泣き声や、小さなお子様の遊び声、ワンちゃんの無駄吠え等、周囲への音が大きいかもと気になる方、スポーツ観戦や映画を大音量で見たい方などにおススメします。
※ マンションや、共同住宅にお住まいで防音効果をメインで内窓をご検討されている方への注意点。
マンションや共同住宅などに取り付けられる場合は、中からの生活音は上下左右の部屋の方に壁を伝って、伝わってしまいます。 外からの生活音を低減させたいという案件では確実に効果がありますが、壁からの反響音を抑えるためには内窓だけではなく、壁や天井、床などに防音効果を持たせる必要があります。お困りの際は弊社ご相談いただければと思いますので、今回の内窓+αの別提案にはなりますが、ご連絡お待ちしております。(それなりに大掛かりな工事となります。マンション理事会の許可なども必要になる為、その辺りのご相談も必要となります。)
3、 防犯効果
防犯効果としては既存窓の内側にさらに窓があるという事で視覚的にも物理的にも侵入しにくくなります。何より泥棒は家に侵入する際、時間をかける事を嫌いますし、ガラスを割る音が二回鳴るというリスクは避けたいはずです。 別商品にはなりますが、防犯ガラス仕様のラベルが大きいシールになっているのはその理由もあったりします。まず内窓がついている窓からの侵入はあきらめるでしょう。 大きい窓程入りやすいが、その分ガラスが割れた時の音が大きい。泥棒も嫌がるはずです。防犯とは「入りにくい」と思わせた時点で効果があります。防犯目的で内窓の取り付けを考える方はあまりいらっしゃいませんが、このような副次的効果もあります。
4、 防露効果(結露防止対策)
前回の投稿で結露の基礎知識について書いていきました。 なぜ内窓には結露を防止させる効果があるかというと、温度差を段階的に無くすという効果があります。
これは引違窓を縦に切った絵です。窓ガラスから直接熱気、冷気が室内に侵入してしまいます。
これは内窓を取り付けした際の横から見た時、縦に切った写真です。
赤く囲った密閉された部分が大事な部分になります。 外から熱で、その空間の温度が温まったり、冷やされたりします。 設置前とは違い、外からの熱が直接部屋内に入ってくるのではなく、温度差を緩和する小さな密閉された空間を作るという事が大事です。 例えば外気温が5度。室内温度が25度とします。その差は20度となります。 この状態ですと、湿度が高ければ、温度差により結露が発生する条件を満たして今います。 そこで内窓がある事でどうなるか。例を挙げるならその差をいきなり20度もある状態にするのではなく、外気温5度。赤く囲った空間15度、室温25度。当然外気温との温度差は変わりませんが、間に空間がある事で、急激な温度差を低減させる事が出来ます。 そして密閉されているという事が大事で、密閉されていないと熱気、冷気が部屋内に逃げてしまうので内窓よりは断熱性がない。水蒸気が隙間から侵入する為、結露を発生させ、それがカーテンに付き、カーテンが湿ってしまう。カーテンにカビが発生してしまうメカニズムです。 カーテンには断熱効果は見込めますが、隙間がある為、防露効果が低いと言われているのはその為です。 密閉する事、温度差を段階的に緩和する。これが対防露対策で優れていると言われている内窓の効果です。
※ 既存窓の結露水排水機構による注意点。
ここ10年程前ぐらいの窓はどのメーカーさんの商品を取っても、結露水を外に出す機構がついています。20、30年前の窓にも結露水を外に出す機構がついているのですが、現在の窓と排水機構が異なり、窓のレールの下部分に結露水を貯水し、一定量が溜まると内側のレールと外側のレールの高低差を利用して排水便から外部に排水する窓が多く存在しました。その機構の場合、水を一定量までは下レールに溜めてしまう性質もあり、湿気が閉め切った小さな空間に溜めてしまい、空間内で結露が発生するというケースが存在します。内窓がある為、窓からの水滴が直接カーテンに付くリスクは少なくなってはいるので、カビ発生の心配は取り付け前より確実に低減し、断熱効果、防音効果も期待できますが、どちらにせよ湿気を取り除くための定期的な換気、結露が発生したら水滴を拭くという事は必要です。(日陰になっている窓に時々起こります。) 内窓をつけたとはいえ、室内がジメジメしているなと感じたら、定期的な換気は心がけましょう。 以上が内窓のメリットと注意点になります。
いい事しか書いていないのは私自身もそういう内容の投稿は信用できないので、よくある注意点も包み隠さず記載させていただきました。
最後に内窓取り付けを検討されている方に関して考えるデメリットは1つです。 取り付け費用と商品代、つまりお金がかかるという事です。
それでも冷暖房効率が上がる為、電気代が下がる事を考えるとこれもデメリットとも言えないかもしれません。 ですが今、国の施策で、「先進的窓リノベ事業」という補助金制度が閣議決定されています。
弊社では㈱LIXIL製品を重点的に扱っており、得意としております。
当然㈱LIXIL社製内窓『インプラス』もこの補助金制度の対象商品となっております。
(ガラス性能、内窓開口種類により異なりますので対象商品での積算も喜んでお引き受けいたします。)
国の予算は1000億円で早いもの勝ち状態です。
今回の補助金制度は1軒につき〇〇万円までという上限もない為、色々な制度を見てきた側の人間としても今回はあっという間に終わってしまうのではないかという懸念があります。弊社先進的リノベ事業の窓口登録も予定しております。制度利用でどのぐらいの費用で設置出来るのか。大阪、北摂地域でご検討されている方は是非ご連絡のほど、宜しくお願い致します。
※ 使用画像 LIXIL HP カタログより流用しております。
1、 断熱効果
2、 防音効果
3、 防犯効果
4、 防露効果
大きく分けて4つの効果があります。それを順番に説明していきます。
1、 断熱効果
現在の窓の内側にもう一つ窓をつけることで開口部からの熱流動を抑える事が出来ます。外から熱気、冷気が窓から直接室内に影響を与えるのではなく、外側の窓、内側の窓、室内の順に熱を伝えるため、室外の温度を室内に熱を伝えにくくなります。これは逆も言える事で、熱を逃がしにくいという事にでもあります。これは冷房、暖房の効きがよくなる事にも直結します。
そこで例題です。
問:季節は冬。暖房器具はエアコン。外気温は同条件の5度。室温が15度の部屋と20度の部屋を25度まで温めるのにどちらの方がエネルギーを使わなくて済むか。 室内で温める間にも窓からは閉めているとはいえ冷たい熱が入り込むとする。
小難しい説明は不要かと思われます。当然後者の部屋です。 内窓は窓開口部からの外の熱を伝えにくく、熱を逃がしにくい。さながら窓まわりに魔法瓶のような効果を付与する事が出来ると考えて頂けたらいいかと思います。 これは結果としてエアコン効率を上げ、節電効果も十分期待出来ます。
※ エアコンの機能、効果、節電効果についての補足
エアコンとは指示した設定温度に外の空気と室内の空気を循環する事で部屋の温度を調整するもので、冷暖房の切り替えにより、設定温度より室温が低ければ温め、寒ければ温める効果を持っています。その為、起動時は設定温度に近づけるため、温度差に応じて、送風します。その後は徐々に設定温度に保てるだけの送風で必要エネルギー量も少なくなっていきます。 ですが、その温度が逃げていく又は温められると、またその設定温度に近づけるため、送風し続けます。部屋の断熱効果を上げるという事は、その保ち続ける為の、送風量を減らす。それが『電気代節約』になるという事になります。
2、 防音効果
日中は周囲の公園や学校で子供が遊ぶ声、周囲の生活音、夜中は周囲が静かな分、車の移動音が主かと思われます。そんな生活音ですが、それも内窓では抑止できます。壁や窓からの振動で音は伝わり、室内に聞こえてきます。その窓からの音の侵入を二重にすることで、通常よりも音が入りにくい状態に出来ます。 これはイメージしやすいかと思いますが、簡単な実験ですと、音を鳴らした状態のスマホに近くにある布をかぶせて下さい。音の聞こえ方が静かになるはずです。 単純な話で音の伝わりを障害物がある事で悪くなる。この場合だと内窓が布と同じ効果になり、防音壁になってくれます。内窓での音の下がり方は約40dB程低減出来るといわれております。工事現場の音が、静かな図書館並みの音になるのが40dBの差です。 これは逆側。室内からの音も逃がしにくいので同じことが言えます。赤ちゃんの泣き声や、小さなお子様の遊び声、ワンちゃんの無駄吠え等、周囲への音が大きいかもと気になる方、スポーツ観戦や映画を大音量で見たい方などにおススメします。
※ マンションや、共同住宅にお住まいで防音効果をメインで内窓をご検討されている方への注意点。
マンションや共同住宅などに取り付けられる場合は、中からの生活音は上下左右の部屋の方に壁を伝って、伝わってしまいます。 外からの生活音を低減させたいという案件では確実に効果がありますが、壁からの反響音を抑えるためには内窓だけではなく、壁や天井、床などに防音効果を持たせる必要があります。お困りの際は弊社ご相談いただければと思いますので、今回の内窓+αの別提案にはなりますが、ご連絡お待ちしております。(それなりに大掛かりな工事となります。マンション理事会の許可なども必要になる為、その辺りのご相談も必要となります。)
3、 防犯効果
防犯効果としては既存窓の内側にさらに窓があるという事で視覚的にも物理的にも侵入しにくくなります。何より泥棒は家に侵入する際、時間をかける事を嫌いますし、ガラスを割る音が二回鳴るというリスクは避けたいはずです。 別商品にはなりますが、防犯ガラス仕様のラベルが大きいシールになっているのはその理由もあったりします。まず内窓がついている窓からの侵入はあきらめるでしょう。 大きい窓程入りやすいが、その分ガラスが割れた時の音が大きい。泥棒も嫌がるはずです。防犯とは「入りにくい」と思わせた時点で効果があります。防犯目的で内窓の取り付けを考える方はあまりいらっしゃいませんが、このような副次的効果もあります。
4、 防露効果(結露防止対策)
前回の投稿で結露の基礎知識について書いていきました。 なぜ内窓には結露を防止させる効果があるかというと、温度差を段階的に無くすという効果があります。
これは引違窓を縦に切った絵です。窓ガラスから直接熱気、冷気が室内に侵入してしまいます。
これは内窓を取り付けした際の横から見た時、縦に切った写真です。
赤く囲った密閉された部分が大事な部分になります。 外から熱で、その空間の温度が温まったり、冷やされたりします。 設置前とは違い、外からの熱が直接部屋内に入ってくるのではなく、温度差を緩和する小さな密閉された空間を作るという事が大事です。 例えば外気温が5度。室内温度が25度とします。その差は20度となります。 この状態ですと、湿度が高ければ、温度差により結露が発生する条件を満たして今います。 そこで内窓がある事でどうなるか。例を挙げるならその差をいきなり20度もある状態にするのではなく、外気温5度。赤く囲った空間15度、室温25度。当然外気温との温度差は変わりませんが、間に空間がある事で、急激な温度差を低減させる事が出来ます。 そして密閉されているという事が大事で、密閉されていないと熱気、冷気が部屋内に逃げてしまうので内窓よりは断熱性がない。水蒸気が隙間から侵入する為、結露を発生させ、それがカーテンに付き、カーテンが湿ってしまう。カーテンにカビが発生してしまうメカニズムです。 カーテンには断熱効果は見込めますが、隙間がある為、防露効果が低いと言われているのはその為です。 密閉する事、温度差を段階的に緩和する。これが対防露対策で優れていると言われている内窓の効果です。
※ 既存窓の結露水排水機構による注意点。
ここ10年程前ぐらいの窓はどのメーカーさんの商品を取っても、結露水を外に出す機構がついています。20、30年前の窓にも結露水を外に出す機構がついているのですが、現在の窓と排水機構が異なり、窓のレールの下部分に結露水を貯水し、一定量が溜まると内側のレールと外側のレールの高低差を利用して排水便から外部に排水する窓が多く存在しました。その機構の場合、水を一定量までは下レールに溜めてしまう性質もあり、湿気が閉め切った小さな空間に溜めてしまい、空間内で結露が発生するというケースが存在します。内窓がある為、窓からの水滴が直接カーテンに付くリスクは少なくなってはいるので、カビ発生の心配は取り付け前より確実に低減し、断熱効果、防音効果も期待できますが、どちらにせよ湿気を取り除くための定期的な換気、結露が発生したら水滴を拭くという事は必要です。(日陰になっている窓に時々起こります。) 内窓をつけたとはいえ、室内がジメジメしているなと感じたら、定期的な換気は心がけましょう。 以上が内窓のメリットと注意点になります。
いい事しか書いていないのは私自身もそういう内容の投稿は信用できないので、よくある注意点も包み隠さず記載させていただきました。
最後に内窓取り付けを検討されている方に関して考えるデメリットは1つです。 取り付け費用と商品代、つまりお金がかかるという事です。
それでも冷暖房効率が上がる為、電気代が下がる事を考えるとこれもデメリットとも言えないかもしれません。 ですが今、国の施策で、「先進的窓リノベ事業」という補助金制度が閣議決定されています。
弊社では㈱LIXIL製品を重点的に扱っており、得意としております。
当然㈱LIXIL社製内窓『インプラス』もこの補助金制度の対象商品となっております。
(ガラス性能、内窓開口種類により異なりますので対象商品での積算も喜んでお引き受けいたします。)
国の予算は1000億円で早いもの勝ち状態です。
今回の補助金制度は1軒につき〇〇万円までという上限もない為、色々な制度を見てきた側の人間としても今回はあっという間に終わってしまうのではないかという懸念があります。弊社先進的リノベ事業の窓口登録も予定しております。制度利用でどのぐらいの費用で設置出来るのか。大阪、北摂地域でご検討されている方は是非ご連絡のほど、宜しくお願い致します。
※ 使用画像 LIXIL HP カタログより流用しております。
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