茨城県石岡市【補助金対象】内窓と高性能ガラスで冬の寒さ対策

窓の性能を良くするガラスとしておすすめするのが、【Low-E複層ガラス】です。
Low-E複層ガラスは、ガラス表面に特殊な金属膜（Low-E膜）をコーティングした高性能な複層ガラスです。このLow-E膜は「Low Emissivity（低放射）」の略で、熱の放射を抑える役割を果たします。これにより、室内の温度を快適に保ち、エネルギー効率を高める効果があります。

Low-E複層ガラスの主な特徴

1. ■断熱性と遮熱性の向上

   • Low-E複層ガラスは、一般的な複層ガラスと比べて断熱・遮熱性能が高く、室内の暖かさや涼しさを保ちやすくします。
      

2. ■結露の抑制

   • ガラス表面の温度が外気温に影響されにくいため、室内外の温度差が大きいと発生しやすい結露も抑制します。
      

3. ■省エネルギー効果

   • 断熱・遮熱性能の向上により、冷暖房効率が上がり、電気代の節約につながります。
      

Low-E複層ガラスの種類

Low-E複層ガラスには主に以下の2種類があります。

• ■断熱タイプ（日射取得型）

  • 室内側のガラスにLow-E膜をコーティングし、室内の暖かさを外に逃がさず、太陽光を適度に取り入れることで、冬場の暖房効率を高めます。
     

• ■遮熱タイプ（日射遮蔽型）

  • 室外側のガラスにLow-E膜をコーティングし、太陽からの熱を外で反射することで、夏場の室内温度上昇を抑え、冷房効率を向上させます。
     

□選定のポイント

地域の気候や窓の方角に応じて、適切なタイプを選ぶことが重要です。例えば、寒冷地や冬場の日射を積極的に取り入れたい場合は断熱タイプを、夏場の日射が強い地域や西日対策が必要な場合は遮熱タイプを選ぶと効果的です。

導入時の注意点

• ■コスト

  • Low-E複層ガラスは、標準的な複層ガラスよりも高価です。メーカーや種類などにもよりますが、小さいサイズであれば価格差は数千円程度ですが、大きくなると数万円～の違いが出てきます。
     

• ■ガラスの色味

  • Low-E複層ガラスはコーティングをしているため透明ではなく、緑や青色などの色がわずかに付いています。そのため、外の景色の見え方が変わる可能性があります。
     

まとめ
上記の特徴からもLow-E複層ガラスは、室内環境の快適性向上と省エネ効果を期待できる優れたガラスです。冷暖房効率を高める結果にもなりますので、初期費用が掛かることを踏まえても長期的に見て、光熱費の削減や快適な生活環境がそのコストを十分に補います。