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目次
- 1.ジャロジー窓の生まれた経緯と使用目的
- 2.ジャロジー窓の他の呼称
- 3.日本での呼称「ルーバー窓」の理由
- 4.ジャロジー窓のメリット・デメリット
- 5.ヒートショックの観点から浴室での使用を避ける理由
1. ジャロジー窓の生まれた経緯と使用目的
ジャロジー窓は、19世紀末にフランスで生まれた窓のスタイルで、主に熱帯地域や湿気の多い地域での使用を目的としています。
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特徴的なデザインは、上下に開閉可能なルーバー(羽根)で構成されており、通気性を確保しながらも外部からの視線を遮ることができます。
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このため、ジャロジー窓は風通しを良くし、室内の温度を快適に保つ役割を果たします。
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2. ジャロジー窓の他の呼称
ジャロジー窓は、地域や国によって異なる呼称が存在します。
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例えば、アメリカでは「ジャロジーウィンドウ」と呼ばれ、英語圏では一般的にこの名称が使われています。
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一方、日本では「ルーバー窓」と呼ばれることが多く、これには特有の理由があります。
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3. 日本での呼称「ルーバー窓」の理由
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日本でジャロジー窓が「ルーバー窓」と呼ばれることが多いのは、ルーバーという言葉が羽根状の構造を指すためです。
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ルーバー窓は、通気性を重視したデザインであり、特に日本の気候に適した窓として広く認知されています。
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このため、ジャロジー窓という名称よりも、ルーバー窓の方が一般的に使われる傾向があります。
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4.ジャロジー窓のメリット・デメリット
【メリット】
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通気性の良さ: ジャロジー窓は、羽根を調整することで風の流れをコントロールできるため、室内の換気が容易です。
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特に湿気の多い地域では、効果的な通気が期待できます。
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視線の遮断: 開閉可能な羽根により、外部からの視線を遮りつつ、自然光を取り入れることができます。
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プライバシーを保ちながら明るい空間を作ることが可能です。
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デザイン性: ジャロジー窓は独特のデザインを持ち、建物の外観に個性的なアクセントを加えることができます。
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特にリゾート地やカフェなどで人気があります。
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【デメリット】
断熱性の低さ: ジャロジー窓は、羽根の隙間から外気が侵入しやすいため、断熱性が低いとされています。
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これにより、冬場は寒さが室内に入り込みやすく、夏場は冷房効率が悪くなる可能性があります。
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メンテナンスの手間: 羽根部分が多いため、汚れが溜まりやすく、定期的な清掃が必要です。
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また、羽根の調整機構が故障することもあるため、メンテナンスが手間になることがあります。
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5.ヒートショックの観点から浴室での使用を避ける理由
ヒートショックとは、急激な温度変化によって引き起こされる健康障害のことを指します。
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浴室は通常、温かいお湯に浸かるため、室内の温度が高くなりますが、ジャロジー窓は外気の影響を受けやすい構造です。
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このため、以下の理由から浴室での使用は避けるべきです。
1. 外気の影響を受けやすいから

ジャロジー窓は、窓のスリット部分から外の空気が直接入りやすい構造になっています。
寒い季節、外の冷たい空気が浴室に流れ込むことで、温かいお湯に浸かっている体が急に冷たい空気にさらされてしまいます。
これが急激な温度差を作り、ヒートショックを引き起こす原因になるんです。
2. 温度差で血圧が急上昇することがあるから
温かいお湯に浸かると、体はリラックスして血行が良くなります。
しかし、ジャロジー窓を通じて冷たい空気が入ってくると、急に血管が収縮し、血圧が上がったり下がったりすることがあります。
この温度差が心臓や血管に負担をかけ、特に高齢者や健康状態に不安のある方には危険です。
3. 湿気や換気の問題があるから
浴室は湿気が多く、換気が大切ですが、ジャロジー窓では湿気がうまく逃げないことがあります。
湿気がたまりやすい環境ではカビや結露の原因になったり、換気が不十分だと浴室内の温度が一定に保たれず、ヒートショックのリスクが高まります。
こうした理由から、浴室には外気の影響を受けにくい、しっかりとした密閉性のある窓を選んだ方が安心です。
お風呂タイムを心地よく過ごすためにも、健康に配慮した窓選びを心がけましょうね。
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まとめ
20年ほど前までは、通気性の良さからジャロジー窓が浴室に多く使われていましたが、
近年では浴室のリフォームとともに、気密性や断熱性の高い窓に取り替えることが主流になっています。
これにより、ヒートショックのリスクを減らし、快適で安全なお風呂タイムを楽しむことができるようになってきました。
❝健康・快適は窓から❞