寒い部屋で過ごすことのリスク その1 血圧の上昇
2022年10月17日
寒い部屋で過ごすことには様々な健康リスクがあります
先日のブログ記事で、寒い部屋に住むことは健康によろしくない。という話しをさせて頂きましたので、今回はその健康リスクの一つをご説明します。
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寒い家に住むことのリスクその1
【血圧が高くなる傾向】
室温の低い家に住む人ほど、起床時に血圧が高くなる傾向があり、高齢者ほど血圧の上昇が大きくなります。※1
(家庭血圧値では135/85mmHg以上が高血圧とされています。※2)
※1 出典:「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査第3回中間報告会~国土交通省スマートウェルネス住宅等推進事業調査から~室温と血圧・活動量・諸症状等の分析から得られつつある知見を速報」(一社)日本サステナブル建築協会2019.2.1
※2 出典:JSH2014(日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2014)
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平成31年に発表された国土交通省の資料でも、血圧があがり、様々な疾病・症状が増える、との研究結果があります。
国土交通省 報道発表資料
「住宅内の室温の変化が居住者の健康に与える影響とは?調査結果から得られつつある「新たな知見」について報告します ~断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告(第3回)~」
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000198.html
以下概要です。
1. 室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい。
2. 居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、床近傍の室温が低い住宅で有意に高い。
3. 断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下。
4. 室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を超える人、心電図の異常所見がある人が有意に多い。
5. 就寝前の室温が低い住宅ほど、過活動膀胱症状を有する人が有意に多い。 断熱改修後に就寝前居間室温が上昇した住宅では、過活動膀胱症状が有意に緩和。
6. 床近傍の室温が低い住宅では、様々な疾病・症状を有する人が有意に多い。
7. 断熱改修に伴う室温上昇によって暖房習慣が変化した住宅では、住宅内身体活動時間が有意に増加。
概要をさらに要約をすると、
血圧が上がり、頻尿のリスクが上がり、様々な疾病・症状が増える。
暖かい部屋にリフォームすると身体活動時間が増加する。
という研究結果が出たそうです。
寒い部屋に我慢して過ごしていると、健康のリスク、医療費の増加など、良くない事が増える可能性があるんですね。
WHOの指標では18℃以上が家の中の最低推奨温度となっています。
冬に朝起きた時の室温が18度以下になっているお部屋は断熱リフォームが必要かもしれません。
※WHOは、寒さによる健康影響から居住者を守るため、室内を暖かくすることを勧告しています。
○ 18℃以上 → 家の中の最低推奨温度
△ 18℃未満 → 血圧上昇・循環器系疾患の恐れ
△ 16℃未満 → 呼吸器系疾患に対する抵抗力低下
× 5℃ → 低体温症を起こす危険大
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その他のデータ出典・参考資料
一般社団法人日本サステナブル建築協会(JSBC)
https://www.jsbc.or.jp/document/index.html
一般財団法人ベターリビング 50代からの住まいと健康応援サイト 住まいで元気NAVI
https://www.cbl.or.jp/slc/BL_site/top.html
【住まいの暖かさと健康】暖かいリビングで血圧を下げる
https://www.cbl.or.jp/slc/BL_site/evidence_01.html
独立行政法人 科学技術振興機構(JST)研究開発事業
「ゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクト」ホームページ
https://www.ikaga-yusuhara.jp/
慶應義塾大学 伊香賀俊治研究室
http://www.ikaga.sd.keio.ac.jp/
書籍
「室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる」笹井恵里子著 光文社新書
「からだにいい家のつくり方」 「FPの家」グルー工務店著 株式会社エクスナレッジ発行
「やらなければいけない一戸建てリフォーム」 髙橋みちる著 株式会社自由国民社発行
「これからのリノベーション 断熱・気密編」 伊藤菜衣子・竹内昌義・松尾和也著 新建新聞社
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寒い家に住むことのリスクその1
【血圧が高くなる傾向】
室温の低い家に住む人ほど、起床時に血圧が高くなる傾向があり、高齢者ほど血圧の上昇が大きくなります。※1
(家庭血圧値では135/85mmHg以上が高血圧とされています。※2)
※1 出典:「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査第3回中間報告会~国土交通省スマートウェルネス住宅等推進事業調査から~室温と血圧・活動量・諸症状等の分析から得られつつある知見を速報」(一社)日本サステナブル建築協会2019.2.1
※2 出典:JSH2014(日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2014)
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平成31年に発表された国土交通省の資料でも、血圧があがり、様々な疾病・症状が増える、との研究結果があります。
国土交通省 報道発表資料
「住宅内の室温の変化が居住者の健康に与える影響とは?調査結果から得られつつある「新たな知見」について報告します ~断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告(第3回)~」
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000198.html
以下概要です。
1. 室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差が顕著に小さい。
2. 居住者の血圧は、部屋間の温度差が大きく、床近傍の室温が低い住宅で有意に高い。
3. 断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下。
4. 室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を超える人、心電図の異常所見がある人が有意に多い。
5. 就寝前の室温が低い住宅ほど、過活動膀胱症状を有する人が有意に多い。 断熱改修後に就寝前居間室温が上昇した住宅では、過活動膀胱症状が有意に緩和。
6. 床近傍の室温が低い住宅では、様々な疾病・症状を有する人が有意に多い。
7. 断熱改修に伴う室温上昇によって暖房習慣が変化した住宅では、住宅内身体活動時間が有意に増加。
概要をさらに要約をすると、
血圧が上がり、頻尿のリスクが上がり、様々な疾病・症状が増える。
暖かい部屋にリフォームすると身体活動時間が増加する。
という研究結果が出たそうです。
寒い部屋に我慢して過ごしていると、健康のリスク、医療費の増加など、良くない事が増える可能性があるんですね。
WHOの指標では18℃以上が家の中の最低推奨温度となっています。
冬に朝起きた時の室温が18度以下になっているお部屋は断熱リフォームが必要かもしれません。
※WHOは、寒さによる健康影響から居住者を守るため、室内を暖かくすることを勧告しています。
○ 18℃以上 → 家の中の最低推奨温度
△ 18℃未満 → 血圧上昇・循環器系疾患の恐れ
△ 16℃未満 → 呼吸器系疾患に対する抵抗力低下
× 5℃ → 低体温症を起こす危険大
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その他のデータ出典・参考資料
一般社団法人日本サステナブル建築協会(JSBC)
https://www.jsbc.or.jp/document/index.html
一般財団法人ベターリビング 50代からの住まいと健康応援サイト 住まいで元気NAVI
https://www.cbl.or.jp/slc/BL_site/top.html
【住まいの暖かさと健康】暖かいリビングで血圧を下げる
https://www.cbl.or.jp/slc/BL_site/evidence_01.html
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「ゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクト」ホームページ
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慶應義塾大学 伊香賀俊治研究室
http://www.ikaga.sd.keio.ac.jp/
書籍
「室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる」笹井恵里子著 光文社新書
「からだにいい家のつくり方」 「FPの家」グルー工務店著 株式会社エクスナレッジ発行
「やらなければいけない一戸建てリフォーム」 髙橋みちる著 株式会社自由国民社発行
「これからのリノベーション 断熱・気密編」 伊藤菜衣子・竹内昌義・松尾和也著 新建新聞社
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