知って得する窓・ドアの基本知識窓工事(窓交換)
そもそも窓リフォームをする
目的は・・・
窓リフォームの目的は、窓まわりの悩みを解決し快適な住まいを取り戻すことです。
古くなった窓は、見た目はあまり傷んでいなくても、断熱性や結露対策、防犯性といった面で不十分なことが多いです。窓リフォームを行うことで、断熱性や気密性を改善すること、防犯機能をあげることなどができます。これらは外窓の取り替えや、二重窓の設置、シャッターや網戸の追加などさまざまな方法があり、最適な方法で窓まわりの問題を解決することが大切です。
出典:(一社)日本建材・住宅設備産業協会省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」より
外窓交換(カバー工法)とは
窓リフォームにはいくつか種類があり、今回ご紹介するのは外窓交換(カバー工法)です。
既存の窓の内側に新しい窓を取り付ける内窓(二重窓)とは異なり、古い窓を断熱性を考慮した新しい窓に交換することで、冷暖房の効率を上げ節電につながります。また、結露対策にも効果的です。
古い窓の上から新しい窓を取付けるだけの簡単施工。
内装・外壁を壊す必要もありません。
1分動画でかんたん解説
あわせて検討したい
窓を新調すると同時に、網戸の新調もおすすめです。せっかく開け閉めしやすい窓に変えたのに、網戸が古い為に虫が入るという状況は避けたいものです。
既存の網戸を、網目の細かいものや、防虫効果のある網戸、ペットのいたずらによる網戸の破れを防ぐ網戸などに交換できます。また、新規に網戸を設置することも可能です。
色々な種類の網戸
網戸について詳しく見る
※全てのリフォームにおいて、サイズや設置状況により対応出来ない場合もあります。必ず、設置の可否を事前にご確認ください。
外窓交換(カバー工法)の
メリット・デメリット
メリット
外窓交換は、既存の窓から種類を変えることができます。
例えば、浴室でよく見られるルーバー窓は、すべり出し窓と比較して隙間が多いため気密性が劣ります。窓の種類を変えて気密性をあげることで、部屋の寒さ改善にも繋がります。
また、開かない窓(FIX窓、はめ殺し窓)を開けられる窓に変えることで、今まで換気が出来なかった部屋に風を通すことも可能です。
窓の種類を変えて、気密性アップ
「開かない窓」を「開けられる窓」へ
デメリット
- ・既存の枠に新しい枠を被せるため、開口部が少し小さくなります。
- ・既存の窓枠を利用するため、室内側の見た目がすっきりしない場合も。
- ・既存の雨戸がある場合や出窓など窓の形態によって、施工できない場合があります。
失敗しない窓リフォームのために
窓は我々の住まいの大切な部分です。その理由は、家の断熱性や防犯性に大きく関わるからです。窓の断熱性が悪いと窓から熱が逃げ出し、冷暖房効果が悪く、電気代が大きな負担となります。また、断熱性が悪い窓は結露が発生しやすくなります。結露はカビの原因となり、健康にも大きな被害を及ぼします。防犯は未然に対策することが非常に重要です。
こうしたことから、窓リフォームを行うことは、住まいにとって非常に重要なことです。しかし、窓リフォームを失敗してしまうと、大きな後悔や悩みを生むこととなります。そこで、失敗しない窓リフォームのためのポイントをまとめました。
窓リフォームの失敗例とその原因
多くの失敗例の中で、窓のサイズ(外窓交換で思ったよりも小さくなってしまった)や開閉形式の選択ミス(内窓を設置したが出入りが多く大きな窓を毎回2回開け閉めするのが煩わしい)などがあります。また、断熱性能などの改善を十分に考慮せずにリフォームを行い、期待外れの結果となることもありえます。
失敗例の多くの原因は事前の相談、確認不足にあります。窓リフォームを実施する前には必ず窓リフォームの専門家に相談し、打合せをしっかりと行うことが重要です。
失敗を避けるためのポイント
①予算と要望の確認
予算内で最も適した窓の形式やメーカーを選ぶことが大切です。その為には、まず自分の住まいの悩みや希望を明確にし、事前に施工業者へ伝えることが重要です。
例:とにかく結露をなんとかしたい、暖房をつけても家の中が寒い、電車の音が気になる
※なるべく要望を具体的にして、優先順位をつけることが重要です
②窓リフォーム専門家への相談
時間を確保して専門家へ相談を行い、自宅の窓まわりの状況やリフォームに必要な工程を事前にしっかりと確認することが大切です。また、使用するメーカーのシリーズやグレード、施工後の窓のサイズやデザイン、得られる機能など商品情報についても事前に確認することが大切です。
マド本舗の窓マイスター制度とCSプロ
窓リフォームにおける補助金・助成金について
窓リフォームは、快適で持続可能な住環境を作り出すための重要なステップですが、その費用は家計に大きな負担をもたらすことがあります。国や地方自治体の補助金・助成金制度を利用することで、大幅に軽減される可能性があります。これらの制度は、断熱性やエネルギー効率の向上を促進するために設けられており、住宅の環境改善を支援することを目的としています。
リフォームを検討する際、まずは国や地方自治体で利用できる補助金・助成金制度が無いか確認しましょう。
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